2021.10.17 BLOG
ショパン国際三次後半
生配信で聴きたいコンテスタントの時間とレッスンが重なり調子が悪い。
Fさん、良く吟味された音の選び、シンプルで不要の飾りは可能な限り省く。清楚で気高い演奏。ただソナタ3番の後半、気持ちのアゴーギクと指先のコントロールが上手く嚙み合わないで乖離が出来てミスもあり惜しかった。
Kさん、一貫して硬質だけど甘美さ、哀しみ、やるせない苦悩もしっかり聴衆に伝わったのでは?シックだがシャープ。硬質だけど美しい。精神性の高い演奏でした。ソナタに替わる前奏曲、どう評価されるか。拍手が鳴り止みませんでした。
G君、柔らかさと激しさとの対照的、リスクを恐れず冒険した箇所もありスリルがあったし、美しいフレーズも沢山あった。あのお鬚何とかならないかしら。
K君、やはり解釈が違う。男性には珍しく関節が柔らかい。タッチ、ディナーミク、アゴーギク、構成も含め彼独特の解釈。どうジャッジされようと「僕はこう弾く」という主張。アラベスク模様のようなフレーズ、ややペダルの量も多い。どう評価されるのかしら?ショパンの魂が一体になった瞬間があった気がしたけれど思い過ごしかな?
韓国のKさん、理路整然としながら思い切った歌い方もあった。タランテラを選択したのが評価に影響するか。ミスは少しあったが自信からか堂々としていた。
最後の3人は聴けず夜中の2時なのでもう休みます。3時間後の発表ドキドキします。3人かな?もしかして最悪1人かな?